子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「ああ、最高。気持ちいい」

「えっ?」

そっと目を開けると、わっるい笑みの柊也さんがいた。

「紬とこうしてるだけで、俺は十分満足してる」

「柊也さん……」

雅也のことで手一杯になりがちな日々。こんなふうに柊也さんとゆっくりするのは、久しぶりだったかもしれない。

「紬、愛してる」

正面からふんわりと抱きしめられれば、心が満たされていく。

「私も。愛してる」

いつのまにか、気恥ずかしさも感じなくなっている。彼とこうして抱き合っているだけで、十分に幸せだ。

けど……

「まあ……」

一筋縄でいかないのが、このエロ大魔王様。

「さっき紬が考えてたことも、もちろんいつでも大歓迎だ」

「しゅ、柊也さん!!」

も、もう。恥ずかしすぎる。


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