子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「じゃあ、基礎体温だけでタイミングを見極めるのは、ある意味じゃあ、賭けってことか?」

ん?

「ま、まあ、そういうことに……なるんですかね?」

そう返すと、まるでその返事を待っていたとでも言うように、柊也さんは満足げに頷いた。

あれ?私今、なんかまずいこと言ったっけ?
彼をここまで満足させるようなことって……


「じゃあ、俺の言ったことはあながち間違ってないってことか?」

「なんのこと?」

明けすけに話しているうちに、敬語なんてどこかへ行ってしまったようだ。ついでに、この人が仕事を依頼してくれた会社の社長さんってことも。

柊也さんと話してると、不思議なことに自然体でいる自分がいた。

で、なんのことだと、思いっきり眉間に皺を寄せて、疑わしげに彼を見る。

「つまり、3日……いや。2日だな。2日とあけずに注いでやればいいってことだろ?」

「なっ……」

またそれを言うか!!
心の中で思いっきりツッコミを入れる。

ただ……
妙な説得力があるというか、なんというか。あながち間違ってない気がしてしまって、即座に言い返せなくなってしまう。

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