子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「将来的に、子どものことで金銭的に困ったら、いつでも俺に頼ればいい。いくら紬が拒もうとも、そこは俺も譲れない。もし本当に俺の子を生んだとしたら、陰ながら支えてやる」
「そんな……」
この提案は、ほとんど私側のメリットばかり。恋愛感情も伴わない関係で、そういう行為をさせてるというのに……
この人はどうして、ここまでよくしてくれるのだろう……
いくらお金を稼いでるからって、それを将来私との間にできるかもしれない子どもに使っていいわけがない。
使うべきなのは、彼が本当に好きになった人ができて結婚した時、その人との未来のためであるはずだ。
「紬。そんな顔するな」
きっと今、私は困った顔をしているのだろう。
こんなはずじゃなかった。
私はただ子どもが欲しいだけで、人の人生を歪ませるつもりなんて……
「紬。俺はこの契約で後悔することは、後にも先にも絶対にない。それだけは覚えてろ」
コクリと首を縦に振るのが精一杯で、柊也さんの顔を見ることができなかった。
「そんな……」
この提案は、ほとんど私側のメリットばかり。恋愛感情も伴わない関係で、そういう行為をさせてるというのに……
この人はどうして、ここまでよくしてくれるのだろう……
いくらお金を稼いでるからって、それを将来私との間にできるかもしれない子どもに使っていいわけがない。
使うべきなのは、彼が本当に好きになった人ができて結婚した時、その人との未来のためであるはずだ。
「紬。そんな顔するな」
きっと今、私は困った顔をしているのだろう。
こんなはずじゃなかった。
私はただ子どもが欲しいだけで、人の人生を歪ませるつもりなんて……
「紬。俺はこの契約で後悔することは、後にも先にも絶対にない。それだけは覚えてろ」
コクリと首を縦に振るのが精一杯で、柊也さんの顔を見ることができなかった。