恋愛経験0のイケメン俳優と恋をした件。(事件)
ソファーに座りながらライトを撫でた´•ﻌ•`♡
「ライト、久しぶりだね
元気だった?
またかっこよくなったんじゃない?」
「ありがと」
大蔵さんが答えて笑った
「織乃さん
なんか雰囲気変わったね」
「そうですかね?
切りすぎた前髪が伸びたからかな?」
「そーかな…」
大蔵さんの視線を感じてたけど
目を合わせないようにした
私
赤くなってないかな?
「ラーメン屋さんおいしかったね
変装も笑えたし
楽しかった、あの日…」
おやすみ!ツムツム!
あの日の大蔵さんを思い出した
あんなメガネ掛けてたのに
かっこよかった
「ライト、
ずっと織乃さんに会いたかったって」
「なんでそんなことわかるんですか?」
「ん?以心伝心だから
オレとライト」
笑って顔を上げたら大蔵さんと目が合った
ドキン…
久しぶりに鳴った音
好きだった
まだ
大蔵さんのこと
「織乃さんの前に来てくれた
担当の人いるでしょ
…
ライトが噛んじゃった
…
その人、犬飼ってたんだって
犬の匂いがしたんだろうね
ライトやきもち妬いて噛んじゃった」
「そーだったんですか
佐崎さんちもワンちゃんいるんだ」
ライトを撫でた´•ﻌ•`♡
ねぇ、ライト
ホントに?
会いたかった?
私の膝の上にいるライトを
ずっと撫でてた´•ﻌ•`♡
だって顔を上げたら
大蔵さんとまた目が合ってしまうから
ずっと視線を感じる
真っ直ぐな大蔵さんの視線
そんなに見ないでください
雰囲気変わったね…
変わったかもしれない
それは前髪が伸びただけじゃなくて
たぶん…