恋愛経験0のイケメン俳優と恋をした件。(事件)
ソファーが揺れて
隣に大蔵さんが座った
ドキン…
「ライト、こっち…」
私の膝から
大蔵さんがライトを奪った´•ﻌ•`
大蔵さんは自分の膝の上でライトを撫でた´•ﻌ•`
「織乃さんやっとこっち見てくれた」
目が合った
ドキン…
「なんかさ、オレもライトに似てて
…って、言うのもおかしいか…
ライトがオレに似てるのか…
…
オレ、意外とやきもち妬きなのかも…」
「え…?」
「今はライトにやきもち妬いた
ライトばっかり
織乃さんに可愛がられてズルいな…って」
「え?」
「織乃さんに会いたかったの
ライトだけじゃないよ
…
オレも会いたかったんだ」
ドキン…
大蔵さんだけじゃないです
「織乃さんは…
思わなかった?
…
オレに会いたいって…」
「…」
会いたかった
大蔵さんに
前髪が伸びただけじゃなくて
たぶん…
大蔵さんが好きだから
かわいくなりたかった
会いたくて
会える日までに
少しでも変わっていたかった
「思わないか…仕事だもんね
オレに会うのは」
大蔵さんは苦笑いした