恋愛経験0のイケメン俳優と恋をした件。(事件)
「会いたかったって言ってくれたのも
仕事じゃない?」
「仕事じゃないです」
「オレも好きになっても、いいの?
…
織乃さんのこと」
ドキン…
私を好きに?
大蔵さんが?
「依頼者として、ですか?」
「いや…
…
個人的に…
…
って、オレもぉ好きだし!
織乃さんのこと」
「え…
…
それって、妹みたいな…?…ですか?」
「いや、妹いないからわかんないけど…
…
こんな気持ちも初めてだし…
…
…
ずっと会いたかった
…
結構前から好きだった
…
以上!
…
…
恥ず!オレ…
先に言わせて、ごめん…」
大蔵さん照れて困ってる顔が
ライトみたい´•ﻌ•`♡
「え、ツムツム笑ってる?
オレ、真剣なんだけど…」
「笑ってないです
私も真剣ですよ」
大蔵さんの困った顔が笑った
ドキ…
ドキ…
ドキ…
「大蔵さん…」
ドキドキ…
「ん…?」
ドキドキ…
「私の気持ち伝わりましたか?」
ドキドキ…ドキドキ…
「うん…伝わったよ
…
聞こえた?オレの声」
ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…
「聞こえましたよ」
ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…
私の胸の音も聞こえますか?
「紬…」
ドキン…
大蔵さんの声の方を見た
目が合って
大蔵さんが近かった
私の額に大蔵さんがゆっくり額をくっつけた
待って…
逃げれない(⸝⸝>_<⸝⸝)
ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…
「仕事じゃないよね?」
「はい…」
「好き…紬…」
「私も大和って呼んでもいんですか?」
ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…
「仕事じゃないなら、許す」
大蔵さんが笑ってくれたから
私も泣かなかった
「大和…好き、です」
「仕事じゃないから…
です、いらない」
「…大和、好き…」
伝わった
私の想い
ふたりの気持ちが
繋がった