恋愛経験0のイケメン俳優と恋をした件。(事件)
「大学生になったら
大和、何したい?」
キミが話題を変えた
「んー…」
普通の学生生活を送りたいって思ってたけど
まだなんかピンとこない
「サークルとか入るのかな?
新しい友達できて…
同級生は年下になっちゃうか」
「そんなこと言ったら
オレなんて
みんな年下になるけどね…
7浪ぐらいしてる人がいれば別だけど」
「ホントだ!」
キミが笑った
「笑うな」
そう言ったけど
キミの笑顔は好きだった
「彼女とか、できるのかな…?」
「彼女?
彼氏じゃなくて?」
「んーん…私じゃなくて…大和」
「なに?
そんなことまで心配してくれんの?
紬、親みたいじゃん!」
オレは笑ってみたけど
そんなこと
心配してほしくなかった
オレの隣に
紬以外の誰かがいることなんて
なんか考えらんないし
考えたら
なんか寂しい
紬を見たら
紬も寂しそうだった
「なんか、しんみりしたじゃん!
紬が変なこと言うから
オレに一生彼女できないみたいじゃん!」
「ヤダな…」
「え…
大丈夫だよ
オレは一生独身でもなんとかなる!
ライトいるし!´•ﻌ•`♡
そんな、心配しなくても…」
「…」
紬?
「それより、まず大学受からなきゃだし…
…
オレのことはいいけど…
紬は?
…
漫画ばっかり読んでないで
彼氏作ればいいじゃん!」
そんなこと
ホントは思ってないのに…
オレ