先生は旦那様
智也を預かってから1週間近くたった。


平日の日中は、お母さんに来てもらい私は学校へ。

土日は智也と夏希と私と家で遊ぶことがルーティンになっていた。


「なーくん、いつ帰ってくるの〜?」


って、あんなに夏希を嫌ってた智也が
毎日のように夏希の帰りを楽しみにしている。

いいことなんだけど…ちょっと寂しい。


「うーん、今日帰り遅いって言ってたんだよね…」

夏希、学年主任と飲み会があるとかで帰りが遅くなるって言っていた。


今日金曜日だし、深夜に帰ってきそうだよね。


「えー!なーくんとお風呂入りたかったぁ」

と、泣き出す智也。


前までは、ねぇねとー!って言ってたのに、夏希に智也取られた気分。
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