先生は旦那様
「夏希、飲んでたんでしょ?お腹すいてない?」

「大丈夫。それより、疲れた」

「お疲れ様」


相当疲れたのか、私の肩に頭をおいてきた。

なんで?どうして???

ドキドキする。


「ドキドキしてる?」

「え?」

「ドクンドクンって、心臓の音早いけど」


バレてる…

夏希にバレたくなかったのに。


「別に…」

「可愛い」

「え?」


か、か、か、可愛い?

夏希どうしたの?

今までそんなこと言ったことなかったじゃん!!!


「また、心臓早くなった」

「夏希…酔ってる?」

「それなりに?」


こりゃあ、完璧酔っぱらいだ。

全然顔に出てなかったから気づかなかった。


「酔っ払いはさっさと寝てください!」

と言って、私は逃げるように自室に向かった。
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