死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?
☆☆☆
ユウコの話とレントの話は食い違っている。
マミちゃんがレントに好意を抱いていたとしても、そのタイミングによっては全く話が違うものになってしまう。
「もう1度、マミちゃんに会いに行こう」
放課後になるのを待って、玲子は梓に声をかけた。
もちろん梓もそのつもりだった。
真相を明らかにしてあげないと、マミちゃんはB組から離れることができない。
マミちゃんが悪霊化するところなんか見たくなかった。
梓と玲子、それに厚彦の3人はB組の教室へと向かった。
昨日と違って今日はもう誰の姿もない。
堂々とB組に入っていくと、昨日よりもさらに重苦しい空気が充満していた。
「なんか、呼吸が苦しい」
玲子が青ざめて呟く。
「大丈夫? 無理ならやめとく?」
梓の言葉に玲子は左右に首を振って「大丈夫」だと答えた。
梓は真先にマミちゃんの机に近づいて、花瓶を逆さまにした。
昨日掃除をしておいたのに、今日もまた残酷な言葉が書かれた紙きれが何枚も出てきた。
筆跡も1人や2人のものではない。
マミちゃんの悪口を言っていた3人組だけでなく、B組の複数の生徒がマミちゃんへのイジメを行っていた可能性がある。
ユウコの話とレントの話は食い違っている。
マミちゃんがレントに好意を抱いていたとしても、そのタイミングによっては全く話が違うものになってしまう。
「もう1度、マミちゃんに会いに行こう」
放課後になるのを待って、玲子は梓に声をかけた。
もちろん梓もそのつもりだった。
真相を明らかにしてあげないと、マミちゃんはB組から離れることができない。
マミちゃんが悪霊化するところなんか見たくなかった。
梓と玲子、それに厚彦の3人はB組の教室へと向かった。
昨日と違って今日はもう誰の姿もない。
堂々とB組に入っていくと、昨日よりもさらに重苦しい空気が充満していた。
「なんか、呼吸が苦しい」
玲子が青ざめて呟く。
「大丈夫? 無理ならやめとく?」
梓の言葉に玲子は左右に首を振って「大丈夫」だと答えた。
梓は真先にマミちゃんの机に近づいて、花瓶を逆さまにした。
昨日掃除をしておいたのに、今日もまた残酷な言葉が書かれた紙きれが何枚も出てきた。
筆跡も1人や2人のものではない。
マミちゃんの悪口を言っていた3人組だけでなく、B組の複数の生徒がマミちゃんへのイジメを行っていた可能性がある。