死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?
☆☆☆
「キャアアア!!」
悲鳴と同時に上半身を起こした。
全身に汗がにじみ、鼓動が速い。
見た夢のせいでしばらく気が動転していた梓だけれど、気がつけばそこは保健室だった。
「あ……」
(そうだった。あたし、体育の時間に倒れたんだった)
思い出してホッと息を吐き出す。
それにしてもヒドイ夢を見た。
死んだ厚彦が自分の部屋に出てくる夢なんて……。
そう思った瞬間「大丈夫か?」と、逆さまに浮かんだ厚彦が梓の顔を覗き込んできた。
再び悲鳴を上げそうになった梓の口を咄嗟にふさぐ厚彦。
その手は信じられないほど冷たい。
「び、ビックリさせないでよ!」
ようやく手を離してもらえた梓はさっそく文句を口にした。
あの夢を見た後で逆さまになった厚彦を見て、悲鳴をあげないわけがない。
「キャアアア!!」
悲鳴と同時に上半身を起こした。
全身に汗がにじみ、鼓動が速い。
見た夢のせいでしばらく気が動転していた梓だけれど、気がつけばそこは保健室だった。
「あ……」
(そうだった。あたし、体育の時間に倒れたんだった)
思い出してホッと息を吐き出す。
それにしてもヒドイ夢を見た。
死んだ厚彦が自分の部屋に出てくる夢なんて……。
そう思った瞬間「大丈夫か?」と、逆さまに浮かんだ厚彦が梓の顔を覗き込んできた。
再び悲鳴を上げそうになった梓の口を咄嗟にふさぐ厚彦。
その手は信じられないほど冷たい。
「び、ビックリさせないでよ!」
ようやく手を離してもらえた梓はさっそく文句を口にした。
あの夢を見た後で逆さまになった厚彦を見て、悲鳴をあげないわけがない。