可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。

 ギュッ——-

「っ……?!」

 あー今、抱きしめられてる。

 俺、抱きつかれてる……。

 それも、顔が近いらしく吐息が聞こえてくる。

「ふーふー」と規則正しく息をする綺麗な先輩。

 是非とも閉じ込めさせていただきたい……。

 そんな事を思いながらも、眠りに着こうと努力はした方だ。

 結局無理で、心臓の音がうるさいばかりであった。

「ふぁ……鈴くん……」

「っ……!?」  
< 173 / 339 >

この作品をシェア

pagetop