可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。
コンプレックスと用事
【side 鈴】
次の日、俺の家に先輩が来たので、心が弾みまくっていた。
「どーしたの、ふわふわしちゃって」
「えへへ、水月さんとお友達になれたんだよ?めちゃくちゃ嬉しい……!!」
「はは、よかったね、あの腹黒のどこがいいんだか」
「腹黒?」
「ううん、コッチの話だよ」
アイツは水月、最強女子で、暴走族の女総長だ。
腹黒っていう噂だし、彼氏が吸血鬼だとか……。
「……あーとは、クロマスク美少女だけだな」
まぁ、もう会ってるんだけど……。
「え?クロマスク美少女?」
「ぷっ、知らないよね?」
「え?う、うん……」
っ……。
眉を下げた先輩が可愛過ぎて仕方がない。
だけど、素直には教えない。
ふっ。
「えっと、じゃあ、歯磨きさせてくれたらいいよ、恋人らしく」
「い、いや!歯磨きだけはやめて!!」
「?、どうしたの?そんな嫌がる?」
「っぅ……」
慌てて口元を隠した先輩。
「なんで?虫歯でもあるの?」
「ち、ちぎゃうよ……!」
口元を覆っている為滑舌が落ちている先輩が可愛くて仕方ない。
「じゃあなぁに?先輩の可愛いお口見せて?」
「無理だよっ……! ふぎゃっ……!?」
「っ……」
なんだよその声、可愛過ぎかよ……。
無理矢理押さえつけて、口に覆っていた手を掴んだ。
「なにが嫌なの?」
「……鈴くん?」
「げっ?!母さん!?」
最悪……。
ちょうど押し倒しているような状態なのに……。
「み、見なかった事にするわ、無視してちょうだい」
……はぁ……勘違いされた……。
次の日、俺の家に先輩が来たので、心が弾みまくっていた。
「どーしたの、ふわふわしちゃって」
「えへへ、水月さんとお友達になれたんだよ?めちゃくちゃ嬉しい……!!」
「はは、よかったね、あの腹黒のどこがいいんだか」
「腹黒?」
「ううん、コッチの話だよ」
アイツは水月、最強女子で、暴走族の女総長だ。
腹黒っていう噂だし、彼氏が吸血鬼だとか……。
「……あーとは、クロマスク美少女だけだな」
まぁ、もう会ってるんだけど……。
「え?クロマスク美少女?」
「ぷっ、知らないよね?」
「え?う、うん……」
っ……。
眉を下げた先輩が可愛過ぎて仕方がない。
だけど、素直には教えない。
ふっ。
「えっと、じゃあ、歯磨きさせてくれたらいいよ、恋人らしく」
「い、いや!歯磨きだけはやめて!!」
「?、どうしたの?そんな嫌がる?」
「っぅ……」
慌てて口元を隠した先輩。
「なんで?虫歯でもあるの?」
「ち、ちぎゃうよ……!」
口元を覆っている為滑舌が落ちている先輩が可愛くて仕方ない。
「じゃあなぁに?先輩の可愛いお口見せて?」
「無理だよっ……! ふぎゃっ……!?」
「っ……」
なんだよその声、可愛過ぎかよ……。
無理矢理押さえつけて、口に覆っていた手を掴んだ。
「なにが嫌なの?」
「……鈴くん?」
「げっ?!母さん!?」
最悪……。
ちょうど押し倒しているような状態なのに……。
「み、見なかった事にするわ、無視してちょうだい」
……はぁ……勘違いされた……。