可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。

「あ、結乃って言うんだった」

「ま、まだ誕生日じゃないけどね」

「いいんだよ」

「へへっ、そうだね」

「なにそのへへって、本当可愛いなんなの」

「なんでもないよ、鈴くんのことが好き好き星人!!」

「まーたそんなこと言っちゃって……、でも、嫉妬作戦がうまく行ってれば、結乃はもっと僕に夢中になってくれてたよね」

「ううん、私は元々鈴くんだけだよ?」

「そんなこと言っちゃって……」

 再びギュッと抱きしめられた。

 落ち着く、鈴くんのいい匂い……。

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