可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。
 先輩可愛い。

 とにかく可愛い天使だ。

 可愛いって書いて結乃って読む。

 本当にそう思う。

 先輩のことは呼び捨てできるようになったし、ものすごく幸せだ。

 まぁ、まさか結びだとは思ってなかったけど、そこら辺の演技力はとてつもなくすごいと思う。

 だけど、首を突かれたらすぐ気絶してしまう弱々しい生き物だ。

「だーいしゅき、鈴くん」

 ギュッと抱きついてきた結乃に、俺はバカみたいに心臓がうるさくなる。

 これはもういつものことだ。

 はぁ……。

 もうこの子、絶対に離さない。

「先輩、一緒俺の可愛い腹黒い溺愛に溺れててね」

 そう言って優しく抱きしめて、甘いキスを落としたのでした。


end
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