Romantic Mistake!

身体中を食べられるように口付けられ、私は焦らされながら快感の波に溺れていく。彼の愛撫はとても献身的で、私の微かな反応も見逃さず、「ここ?」と正解を探り当ててくる。

「颯介、さん……」

私も、肩を上下させている彼に手を伸ばしてみる。本当はどこか彼の気持ちいいところを触ってあげたかったのに、その手は絡めとられ、頬擦りをされる。

「本当に優しいね、麻織さんは」

ペロ、と手のひらを舐められ、身体の奥が疼いた。

「そんなことないです……颯介さんに比べたら」

「優しいよ。でも、今夜は僕が麻織さんに尽くしたいから、いいところをじっくり教えて」

彼はほんの少し野性的な目をしたが、それを理性で押さえつけるようにゆっくりと私に沈みこむ。こんな求められ方は初めてで、気持ちよくてたまらなくなる。

じっくりとほぐされた身体を繋げると、もう彼なしではいられなくなるほどの幸せに満たされた。
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