ホントにわたしが好きですか?
3ヶ月も経って何もないっておかしくない?
最初は、ゆっくりで大丈夫、とか思っていたけれど流石にさ!
はぁとため息をつき机に突っ伏す。
どうしよう。
伊月に直接聞こうにも勇気が出ない。
「夕凪、大丈夫·····?」
隣の席にいる羽音が話しかけてくる。
「全然、大丈夫じゃない·······」
吐き出すように声に出す。
「それは·······もしかして清水くんのこと····?」
聞きにくそうに羽音が言う。
「もしかしなくても、そうだよ········」
ぼそっと私は呟く。
私の返答を聞くと羽音は、『うーん』と考え込んだ。
数十秒後、何かひらめいたように羽音は、はっと顔を上げる。
「いいこと思いついた!」
そして、羽音は何やら私に耳打ちをしてくる。
「え·······?それ、上手くいく?」
羽音の提案を聞いた私は、訝しげに眉をひそめる。
「もちろん、大丈夫だよ!」
特に根拠も無いのに羽音は自信満々に頷く。
何が大丈夫なのやら·······。
ただ、私はそれ以外思いつきそうもないから、その作戦でいくことにした。
言わば、やけくそだ。
羽音から、聞かされた案はこうだ。