極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
1、上司と一緒に深夜残業
「うーん、やっと終わった〜」
定時過ぎにメールの処理を終え、パソコンの電源を落とす。
親友に【仕事終わった】とLINEを打ったら、背後から誰かに肩を叩かれた。
「いいタイミング」
振り返ると、LINEを送った相手がいた。
彼女は渡辺咲。総務部にいる私の同期で大学時代からの親友。
ライトブラウンのショートボブがよく似合う彼女は小柄だが、しっかり者で姉御肌。
かくいう私は藤原梨乃。二十七歳。
背は百六十センチで髪は黒髪ロングのストレート。
美人の母に似て目はぱっちり二重。
日本最大の自動車メーカー『OKITA』に勤めるOLで、本社の海外企画部に在籍していて欧州の商品企画やプロモーションを手掛けている。
OKITAは年間売上三十兆円を超え、その子会社や関連会社は二百以上、従業員数は約三十万人という大企業。本社は丸ノ内にあり、三十七階建ての自社ビルには約九百人もの社員が勤務している。
定時過ぎにメールの処理を終え、パソコンの電源を落とす。
親友に【仕事終わった】とLINEを打ったら、背後から誰かに肩を叩かれた。
「いいタイミング」
振り返ると、LINEを送った相手がいた。
彼女は渡辺咲。総務部にいる私の同期で大学時代からの親友。
ライトブラウンのショートボブがよく似合う彼女は小柄だが、しっかり者で姉御肌。
かくいう私は藤原梨乃。二十七歳。
背は百六十センチで髪は黒髪ロングのストレート。
美人の母に似て目はぱっちり二重。
日本最大の自動車メーカー『OKITA』に勤めるOLで、本社の海外企画部に在籍していて欧州の商品企画やプロモーションを手掛けている。
OKITAは年間売上三十兆円を超え、その子会社や関連会社は二百以上、従業員数は約三十万人という大企業。本社は丸ノ内にあり、三十七階建ての自社ビルには約九百人もの社員が勤務している。