極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
「優は食べないんですか?美味しいのに」
「俺はひとつでいいかな。梨乃が食べたいならもっと焼くが」
「もっと食べたいです」
梨乃がとびきりの笑顔でおねだりする。
この顔を見たら、ひと袋全部彼女のために炙りたくなった。
マシュマロを食べた後は、マットの上にふたり並んで座り、富士山を眺めた。
今日の午前中は雨だったせいか、キャンプをしている人は思ったより少なくて周囲は静かだ。
「夜の富士山って初めてかも」
富士山を眺めながら嬉しそうに微笑む彼女の目が月明かりの中でキラリと光る。
景色よりも彼女に気を取られた。
綺麗だな。
リラックスして心から微笑む彼女が無性に愛おしく思えた。
「来てよかったか?」
俺の趣味を押し付けてしまうのはよくない。
ちゃんと梨乃の感想も聞いておきたくて確認したら、彼女はわざと怒った顔で答えた。
「当然ですよ。こんな綺麗な景色見てガッカリする訳がないでしょう?」
「それはよかった」
「寒いけど、また来たいな」
「俺はひとつでいいかな。梨乃が食べたいならもっと焼くが」
「もっと食べたいです」
梨乃がとびきりの笑顔でおねだりする。
この顔を見たら、ひと袋全部彼女のために炙りたくなった。
マシュマロを食べた後は、マットの上にふたり並んで座り、富士山を眺めた。
今日の午前中は雨だったせいか、キャンプをしている人は思ったより少なくて周囲は静かだ。
「夜の富士山って初めてかも」
富士山を眺めながら嬉しそうに微笑む彼女の目が月明かりの中でキラリと光る。
景色よりも彼女に気を取られた。
綺麗だな。
リラックスして心から微笑む彼女が無性に愛おしく思えた。
「来てよかったか?」
俺の趣味を押し付けてしまうのはよくない。
ちゃんと梨乃の感想も聞いておきたくて確認したら、彼女はわざと怒った顔で答えた。
「当然ですよ。こんな綺麗な景色見てガッカリする訳がないでしょう?」
「それはよかった」
「寒いけど、また来たいな」