極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
私の幸せ……。
それは、優と一緒にいること。
だとすると、結婚ということになる。
リビングのソファにドサッと腰を下ろしたら、優も私の横に座った。
「母さんに結婚急かされて悩んでるのか?」
「……今まで考えたことなんかなかったから」
優の質問に正直に答えたら、彼は温かい目で私に告げた。
「梨乃は何も考えなくていい。俺が結婚したいって思わせるから」
思わせるって言い切ってしまうこの余裕。
ホント、とんでもない人に恋をしてしまった。
「凄い自信ですね」
そう笑って言い返したものの、彼に口説かれたらもう逃げられないと思った。
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