極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
自分の仕事は最後まで責任を持ってしなさい……と言いたいところだけど、専務の親戚にあたる彼女に強く言えば私の身が危ない。
私にはもう頼れる実家なんてないから会社を首になるわけにはいかないのだ。
「そう。じゃあ、私の方でやっておくね」
笑顔を作って返事をすると、彼女のメールをチェックした。
添付ファイルを見るが何もやってなくて丸投げ状態。
でも、変な状態で渡されるよりはいいかも。
そう前向きに考えて、添付にある資料をさっさと纏めていく。
今日は兄との約束もあるし、深夜まで残業する気はない。
「いいんですか?引き受けちゃって?明日のプレゼン資料だってありますよね?」
朝井くんが心配そうな顔をするので笑ってみせた。
「プレゼン資料の作成はもう終わってるの。私がやらなくても、結局誰かやる羽目になるでしょう?」
「まあそうですけど、先輩甘すぎですよ」
彼は栗田さんにチラッと目をやり、軽く溜め息をついた。
甘いんじゃない。
私にはもう頼れる実家なんてないから会社を首になるわけにはいかないのだ。
「そう。じゃあ、私の方でやっておくね」
笑顔を作って返事をすると、彼女のメールをチェックした。
添付ファイルを見るが何もやってなくて丸投げ状態。
でも、変な状態で渡されるよりはいいかも。
そう前向きに考えて、添付にある資料をさっさと纏めていく。
今日は兄との約束もあるし、深夜まで残業する気はない。
「いいんですか?引き受けちゃって?明日のプレゼン資料だってありますよね?」
朝井くんが心配そうな顔をするので笑ってみせた。
「プレゼン資料の作成はもう終わってるの。私がやらなくても、結局誰かやる羽目になるでしょう?」
「まあそうですけど、先輩甘すぎですよ」
彼は栗田さんにチラッと目をやり、軽く溜め息をついた。
甘いんじゃない。