極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
3、彼と過ごす休日
『今日はお父さん早いんだね』
夕食を食べながらニコニコ顔で言う私の言葉に父は穏やかに微笑んで頷いた。
『まあ、今日は仕事が早く終わったからね』
『じゃあ、昨日は?塾の帰りにパパが若い女の人と休憩三千円とか書いてある建物に入って行くの見たよ』
私の話に食卓が静まり返り、何故だか知らないが重々しい空気が流れた。
父も母も兄も箸が止まって固まっている。
沈黙を破ったのは父だったが、その顔は引きつっていた。
『り……梨乃、見間違えじゃないかな?お父さんは事務所で仕事を……』
父は弁護士。いつも都内の事務所で仕事をしている。
確認されたが、はっきりと否定した。
『ううん。確かにお父さんだったよ。私がお父さんを他の人と見間違えるはずないじゃない。休憩ってちょっと仮眠とかするの?』
まだ小学四年生だった私はラブホという場所がどういう場所か知らなかった。
『だ、だから、梨乃の勘違いだよ』
父は乾いた笑いを浮かべながらそう言い張るが、私も自分の主張を曲げなかった。
夕食を食べながらニコニコ顔で言う私の言葉に父は穏やかに微笑んで頷いた。
『まあ、今日は仕事が早く終わったからね』
『じゃあ、昨日は?塾の帰りにパパが若い女の人と休憩三千円とか書いてある建物に入って行くの見たよ』
私の話に食卓が静まり返り、何故だか知らないが重々しい空気が流れた。
父も母も兄も箸が止まって固まっている。
沈黙を破ったのは父だったが、その顔は引きつっていた。
『り……梨乃、見間違えじゃないかな?お父さんは事務所で仕事を……』
父は弁護士。いつも都内の事務所で仕事をしている。
確認されたが、はっきりと否定した。
『ううん。確かにお父さんだったよ。私がお父さんを他の人と見間違えるはずないじゃない。休憩ってちょっと仮眠とかするの?』
まだ小学四年生だった私はラブホという場所がどういう場所か知らなかった。
『だ、だから、梨乃の勘違いだよ』
父は乾いた笑いを浮かべながらそう言い張るが、私も自分の主張を曲げなかった。