運命のあの人は






目が覚めたとき、私は病院のベッドで眠っていた。






何があったのかよく覚えてない







たしか私は学校の帰り道をあるいてて、、






あの日は体調が悪かった。





私が覚えているのはそれだけだ












まだ頭が追いつかない。





なんで私、病院にいるの、?






あのとき聴いた音は一体なんだったの、?










気づいた時には私はまた深い眠りについていて、起きた時にはもう夕方だった。









その後看護師さんがきて、会社に行っていた母を電話でよんでくれた。


父は海外に赴任しているので直接は会えないけれど電話越しに安堵が伝わってきた。






両親は泣いて喜んでくれた。



無事でよかった、と。




私は2日ほど眠っていたそうだ




しばらくしてみんな落ち着いてきたので

私に何があったのか、母にきいた。



母はすこし悲しそうな顔をしながら言った

「あなたは交通事故に遭ったの。
でもね、ある男の子があなたを命がけで守ってくれて、軽症で済んだのよ」





私を守ってくれた男の子、、?



私は小学校からずっと女子校だから男の子と関わりなんてないし、そもそも話すことでさえ難しい。



見当がつかなかった。








そして何より気になったのは




私を命がけで守ってくれたその男の子はいまどうしているのだろうか










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