運命のあの人は
「私、会いに行かなきゃ」
「ちょ、なにしてるのよ!!!!
まだよくなってないんだから無理しちゃダメよ!!!」
お母さんは言った。
でも今はそんなこと聞いてる場合じゃない。
急いで走った。その子の名前すらしらないのに。まだ体調は回復したわけじゃなかったけど、でも私なんかよりその子の方がずっとつらい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
廊下にいた看護師さんが私をとめる
「病院の廊下は走っちゃダメよ!」
はぁ、はぁ、息が苦しい
「男の子は、!私を助けてくれた男の子はどこにいますか、!!!!」
看護師さんは察したように言った、
「あぁ、あなた例の交通事故の子ね。
彼なら202号室よ。あ、病院の廊下は走らな「ありがとうございます!!!」
急いで向かう。
202.202.202.202、、、、、
ここだ。
ドアをガラッとあける。
中に入った途端そこは時間が止まったようだった。
静かな部屋に夕日が差し込む
そしてベッドに横たわった彼は
とても美しかった
まるで100年間眠った眠り姫のように
ベッドにかけよる。
一生懸命手を握って言った。
「ほんとうにごめんなさい。」
自然と涙が溢れた。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
私は謝り続けた
いつの間にか眠ってしまっていた。