Zircan

「さて、これで大人しくするのはどっちだろうな」
「まっ、待て、話をすれば分かる」

よく見たら服の内側から何かを取り出そうとしている

だが・・・

「そんなものは必要ない」

エルラミアが背後から一撃で2人を気絶させる
その間にカラッシュがロープを作り出し、そのロープで動くことができないように腕と足を縛り上げる
そして列車が止まっている間に列車の窓から下車の手伝いをしてあげる

「政府はいつ俺たちの情報を掴んでいるんだよ」

デリッドがめんどくさそうに言う
毎回このようなことがあってはめんどくさくてやってられないだろう
ましてやあんな雑魚しか来ないので一人分の準備運動にもならない

「もう少しマシな奴が来て欲しいよな」

カラッシュが同調する
狙われていると言っても、毎回初めは下っ端のような弱い者を送り込んで力のある者は高みの見物だ
本当に強い奴はジルカンのメンバーと一騎打ちだと引き分けぐらいに終わってしまう・・・かもしれない
実際にやりあったことはない

「敵も追い払ったしゆっくりしようじゃないか」
「うん、それがいいよ」

それぞれ好きなことをしだした
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