私の彼は新米悪魔
『...あの...』


私が言いかけると、


『突然、ごめん! 前から気になってて...その...寂しそうな竹下さんを見てて...守ってあげたいっていうか...だから...とにかく好きですっ!』


大西君の一生懸命さが伝わってくる。

昨日、私がルシルにした脅迫まがいの告白とは全然違う。


(私も大西君みたいに言えば良かった。)


後悔しても遅い。


でも、これからは、したくない。
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