私の彼は新米悪魔
その男は私の前にしゃがみ込むとこう言った。


『俺、悪魔のルシル。よろしくな、ねぇちゃん。願い事一つしてくれや。そんかわし魂貰うけどな。』



私はこの怪しい悪魔を呼び出した事になるのだろうか?


『あの、呼び出したのは私じゃなくて...。』


『魔方陣に入ってたのあんただろ。じゃあんただ。』



その悪魔。ルシルは人差し指を私の前につきだした。
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