私の彼は新米悪魔
『あの、ルシルさん』

『おう。』

『私特に願い事は無いんで...。』


『勘弁してくれよ。じゃなんで呼び出したんだよ。悪魔が願いを叶えて魂をもらう。ギブ&テイクなの!手ぶらで魔界に帰れねぇよ。』

優はため息をついた。最近ため息ばかりついている。

(もういいや。面倒くさい)



『じゃ、願いはいいから魂あげます。』


(くだらない学校。くだらない両親。くだらないあたし。ちょうどいいや。)


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