私の彼は新米悪魔
『...じゃ 頑張る。』


ルシルがにっこり笑う。


『放課後 衣装合わせがあるから、それ終わったら一緒に帰ろうぜ。』


『内緒でな。』


誰も居ないのを確認して私の耳許で囁く。


それだけで私の体は軽い鳥肌が立つことをルシルは知らない。


『....っ。じゃ図書にいるよ。』


『りょーかい。』


私は鞄を取りに教室に戻ろうとすると。


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