私の彼は新米悪魔
『ルシル...っ..もう...駄目っ...』


もう立ってられない。


ルシルが腰をしっかり抱いているので辛うじてまだ私は立っていられた。


『あれー?ルシルくん?』


視聴覚室から声が聞こえた。


『...んっっ。も...駄目だよ...聞こえ..ちゃうよ』


首筋を愛撫しながらルシルは言った。


『俺は構わないぜぇ?』


手袋の少しざらついた感触がなおさら感じる。


『ふっ....っ...』


余りの甘い痺れに涙が出る。
< 150 / 294 >

この作品をシェア

pagetop