私の彼は新米悪魔
『....そうだけど。あんた誰?』


男の不機嫌さにつられてルシルもぞんざいに聞く。


『ふん。生意気な小僧だ』

一旦 瞳を伏せると男はゆっくりとルシルの顔を見詰めた。


『.....!!!!!』


男の瞳は強く輝く金色だった。


『あんた....魔王か?』


『魔王様と呼べ。馬鹿者。』




現魔王、黒瀬皇はますます不機嫌そうに答えた。
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