私の彼は新米悪魔
『そんな事ないと思うけど....。ルシルこそ体育祭の団長すごかったよ。女の子が。失神した子がいるとかいないとか。』


『興味ねぇ。』


ルシルはごろりと仰向けになった。


頬っぺたにそっと触る。


ルシルが青い瞳を閉じる。

『本当にありがとう。私が変わったとしたらそれはルシルが居てくれたから。』

『.......。』


『大好き。』


私の手の上にルシルの手が重なる。
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