私の彼は新米悪魔
胸が締め付けられるような感覚。


涙が滲む。


(この人の前で泣くもんか!)


『失礼します。』


リビングを出ようとすると

『申し分のない相手だ。お前も幸せになれる。』


パパの声がとりなす様に追いかけてくる。


私は黙って扉を閉めた。
< 167 / 294 >

この作品をシェア

pagetop