私の彼は新米悪魔
本庄は食事の時も自分の話しかしなかった。


高級車を何台持っているか、とか。


別荘が沢山ある、とか。


いかに自分が女にもてる、とか。


私は弾丸の様に喋る本庄に口も挟めない。


時間がどんどん過ぎていく。


食事が終わり送ってもらう途中、さすがに喋り過ぎて疲れたのか、本庄が黙った。
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