私の彼は新米悪魔
(行かなくちゃ....ルシルの所に。)


ふらつく足で立ち上がる。

『優様、行っては行けません。』


ケルベロスが立ちはだかった。


『でも、行かなきゃ。』


『ルシル様は優様には見られたくないと申し使っております。』


『行かなきゃ駄目だと思うの。ケルベロス。』


『.....分かりました。私に掴まって頂けますか?』


ケルベロスの首の辺りに掴まって一歩ずつ進む。


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