私の彼は新米悪魔
『嫌だ...。』


『....ああっ!』


『うわぁぁぁっ!』


自分の声がやけに遠くから聞こえる。


誰か、俺を、殺してくれ。

好きな女一人守れない。


最低な、悪魔を。


その時。


肩にそっと手を置かれた。

ぼやけた視界で見上げると。


魔王が立っていた。
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