私の彼は新米悪魔
魔王はルシルの額に手を置いた。


ケルベロスは驚いたように叫んだ。


『マスター!!!ルシル様がっ....これは....。』


『仕方ない。この女に自分の魂を半分以上やったような物だからな。』


『.....ルシル様は優しい、良い方です。私は幸せになって欲しいのです。』


ケルベロスがうつむく。


『俺もだ。』


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