私の彼は新米悪魔
『こらっ!元悪魔。』


(この声...。)


ルシルがゆっくり振り向いた。


そこには優が居た。


片手でまだ傷をかばうようにして立っていた。


『...どうして...。』


『探したよー。でもルシル特徴あるから案外早く見つかったけど。』


にこっ、と笑う。


ルシルはうつむいた。
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