私の彼は新米悪魔
俺はまだ一度も魂を持ち帰った事がない。何故かって?...それは...。


『ルシル、ちょっと来い。』


親父様がお呼びだ。

俺が書斎に入ると親父様は不味い魂でも食らったみたいに渋い顔。

嫌な展開だ。


『ルシル。お前は何時になったら魂を持って帰るんだ。』


『まぁ、近々。』


『お前、この前も願いだけ叶えて、魂を持って帰って来なかったな。』


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