私の彼は新米悪魔
青い瞳を見開いて感心したように言うルシル。


顔が一瞬で赤くなるのが自分でも分かる。


『....ルシル、ぶつよ。』

つい憎まれ口をたたいてしまう、可愛くない自分。



『優は面白い。顔真っ赤だぜ?』


とクスクス笑うルシルに、

『....悪魔。』


と悪魔に悪魔呼ばわりする間抜けな私だった。
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