私の彼は新米悪魔
私が呟くと、

『ん。どーした?』

ルシルが怪訝な顔をして言った。


『なっ、なんでもない。何買ったの?』



慌てて話をそらす。


『ああ、これ。』


ルシルの手には煙草が握られていた。


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