私の彼は新米悪魔
『うわぁっ!!!』

ゴツッ。

男が吹っ飛んで看板に頭をぶつけた。


『何しゃがるっ!』


リーダー格の男が怒鳴った。


恐る恐る顔を上げると、ルシルが無表情で立っていた。


『俺の雇い主、契約者に手を出すとは、運が悪いな、人間。』



静かな声で、でもはっきりと、ルシルは言った。
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