私の彼は新米悪魔
『ふん、怖いなら止めてもいいのよ?』


『別に。』


『ほんんっとに、憎たらしい子ねっ!いいわ。』


綾は何やら呪文を唱え始めた。



『優、魔方陣の中に入る!』


『はいはい。』


(早く終わってくんないかな。授業始まっちゃう。)

朝イチの授業は現国だったはず。優は高木先生に密かに好意を持っている。



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