私の彼は新米悪魔
『何?』

『あのっ...。』

沈黙。

私は大西君の顔をじっ、と見た。サッカーしてるから日に焼けて真っ黒だ。髪の毛も少し茶色っぽい。

彫りの深いはっきりした顔立ち。

綺麗な二重。

(ルシルと真逆な感じ。ルシルは切れ長だし。肌も白い.......。)




『あの...』


ルシルの事を考えていた私は大西君の声で現実に引き戻された。


(私 気が付くとルシルの事ばっかり考えてるよ。)

顔が熱い。


『お二人さん顔が赤いぜっ!』


誰かが言った。
< 95 / 294 >

この作品をシェア

pagetop