私の彼は新米悪魔
私は机に覆い被さった。

後ろでは綾達がひそひそ声で何か話している。


『おい、朝礼始めるぞ―』先生の声がした。

顔を上げる気力もない。

途端に教室がざわめき立った。


『ちょっと、誰?』
『転校生?』
『まじかっこいいし』


(今日 帰ろうかな..そしたら屋上行かなくていいし。)
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