もうこれ以上、許さない
「てかさ、あんたアタシの身代わりでしかないんだから、惨めな思いする前に身を引きなよ。
そしたらセンターには言わないであげる」
いや情報量!
名乗られたからには挨拶しなきゃだけど、この状況でどう言えばいいのか戸惑うと…
妹さんは、ざまぁと言わんばかりの顔をして帰って行った。
あたしは呆気に取られながらも…
それどころじゃない!
「すみませんっ、大変お待たせいたしました」
大急ぎで受付業務を再開した。
なんとか時間内に締め作業まで終えて、店を出ると。
「お疲れ、月奈ちゃん」
近くのベンチにいた風人から声かけられる。
「…お疲れ。
さっきはありがとう…」
また風人に、そのフレンドリーさに助けられた。
あのお客様が勇気を出して言ってくれたのも、きっと風人の声かけがあったからだ。
「ていうか、なんでいたの?」
「いや今日たまたま早く終わってさ。
スーパー行く途中に覗いたら、トラブってたから…
つーか、あれがあいつの妹なんだ?」
まぁ代名詞でわかるけど…
苦笑いで頷いた。
「ふぅん、兄妹そろって性格わっる」
「誉はぜんぜん悪くないよ。
あのコだって、仕方ないっていうか…」
そうきっと、あのコは誉が好きなんだ。
だけど…
そしたらセンターには言わないであげる」
いや情報量!
名乗られたからには挨拶しなきゃだけど、この状況でどう言えばいいのか戸惑うと…
妹さんは、ざまぁと言わんばかりの顔をして帰って行った。
あたしは呆気に取られながらも…
それどころじゃない!
「すみませんっ、大変お待たせいたしました」
大急ぎで受付業務を再開した。
なんとか時間内に締め作業まで終えて、店を出ると。
「お疲れ、月奈ちゃん」
近くのベンチにいた風人から声かけられる。
「…お疲れ。
さっきはありがとう…」
また風人に、そのフレンドリーさに助けられた。
あのお客様が勇気を出して言ってくれたのも、きっと風人の声かけがあったからだ。
「ていうか、なんでいたの?」
「いや今日たまたま早く終わってさ。
スーパー行く途中に覗いたら、トラブってたから…
つーか、あれがあいつの妹なんだ?」
まぁ代名詞でわかるけど…
苦笑いで頷いた。
「ふぅん、兄妹そろって性格わっる」
「誉はぜんぜん悪くないよ。
あのコだって、仕方ないっていうか…」
そうきっと、あのコは誉が好きなんだ。
だけど…