もうこれ以上、許さない
そういえば昔も初回だけ綺麗だったと、思わず吹き出すも。
今回は来るかわからない状況だったのに、そうしてくれたんだと…
愛おしくなる。
それから、食事を終えて。
テレビを見ながらまったりしていると…
「あの、さっ…
俺もう我慢出来ないくらい、抱きしめたいんだけど」
ふいに心臓が急き立てられる。
「っ、はあっ?
今の関係で、アリなの?」
「だよなぁ…
じゃあこーゆう設定はっ!?
月奈がつまづいて、俺が受けとめる的なっ?」
「なにその設定っ。
わざわざそんな事するっ?」
「いーじゃんっ、立って立って?
ほらつまづいてみっ?」
「つまづいてみって、バカじゃんそれっ」
「だいじょぶだって、おいでっ?」
ああ〜!
風人の「おいで」めっちゃ好き…
と、あっさりそれに流される。
「じゃあ行くよっ?」と、放り出した身体は…
風人にぐっと抱きとめられて。
すぐにぎゅうっと抱き締められた。
うっ、わ…
ヤバい、心臓!
ずっと忘れられなかった人の、もう2度と手に入らないと思ってた温もりに、あの頃みたいに包まれて…
胸が壊れそうなほど暴れだす。
「ヤバい、もう離したくない」
いっそう力を込める風人に。
あたしもぎゅううとしがみついて。
もう離れられないと、強く思った。
♢
今回は来るかわからない状況だったのに、そうしてくれたんだと…
愛おしくなる。
それから、食事を終えて。
テレビを見ながらまったりしていると…
「あの、さっ…
俺もう我慢出来ないくらい、抱きしめたいんだけど」
ふいに心臓が急き立てられる。
「っ、はあっ?
今の関係で、アリなの?」
「だよなぁ…
じゃあこーゆう設定はっ!?
月奈がつまづいて、俺が受けとめる的なっ?」
「なにその設定っ。
わざわざそんな事するっ?」
「いーじゃんっ、立って立って?
ほらつまづいてみっ?」
「つまづいてみって、バカじゃんそれっ」
「だいじょぶだって、おいでっ?」
ああ〜!
風人の「おいで」めっちゃ好き…
と、あっさりそれに流される。
「じゃあ行くよっ?」と、放り出した身体は…
風人にぐっと抱きとめられて。
すぐにぎゅうっと抱き締められた。
うっ、わ…
ヤバい、心臓!
ずっと忘れられなかった人の、もう2度と手に入らないと思ってた温もりに、あの頃みたいに包まれて…
胸が壊れそうなほど暴れだす。
「ヤバい、もう離したくない」
いっそう力を込める風人に。
あたしもぎゅううとしがみついて。
もう離れられないと、強く思った。
♢