もうこれ以上、許さない
芽衣からは何度も…
「付き合ってるんだから、前みたいに抱いてほしい」
ってせがまれてきたけど。
俺はどうしても抱く気になれなくて…
「ごめん、今は気持ちがないから抱けない。
だから記憶が戻るまでは、キスで我慢してくれる?」
そうなだめてきた。
それでも。
「お願い、1度でいいから抱いて?」とか。
「さすがに女として傷つくよ」って泣かれた事もあったけど。
こればっかりは生理的な問題だし。
だったら別れた方がいいよって返してたから、この件では芽衣の方が何も言えなくなってた。
でも旅行に行って、一緒に眠った時。
今回と同じ事が起きて…
それ以来、一緒に寝ないようにしてたし。
芽衣がこっちに来てからも、ソファで寝てたのに…
なんでだっ?
そこで「おはよう」と、芽衣が抱きついてきて。
「いや、今回は何もしてないよな?」
その身体を離しながら、わずかな期待を込めて確かめると。
「やっぱり今回も、覚えてないんだね?
あんなに激しく求めてくれたのに…」
そう悲しい顔を返されて。
一気に青ざめて、頭を抱えた。
「マジかよ、なんでこんな時に…」
「…こんな時だからだよ。
きっと2人の危機に、潜在意識が働かずにはいられなかったんじゃないかな」
「付き合ってるんだから、前みたいに抱いてほしい」
ってせがまれてきたけど。
俺はどうしても抱く気になれなくて…
「ごめん、今は気持ちがないから抱けない。
だから記憶が戻るまでは、キスで我慢してくれる?」
そうなだめてきた。
それでも。
「お願い、1度でいいから抱いて?」とか。
「さすがに女として傷つくよ」って泣かれた事もあったけど。
こればっかりは生理的な問題だし。
だったら別れた方がいいよって返してたから、この件では芽衣の方が何も言えなくなってた。
でも旅行に行って、一緒に眠った時。
今回と同じ事が起きて…
それ以来、一緒に寝ないようにしてたし。
芽衣がこっちに来てからも、ソファで寝てたのに…
なんでだっ?
そこで「おはよう」と、芽衣が抱きついてきて。
「いや、今回は何もしてないよな?」
その身体を離しながら、わずかな期待を込めて確かめると。
「やっぱり今回も、覚えてないんだね?
あんなに激しく求めてくれたのに…」
そう悲しい顔を返されて。
一気に青ざめて、頭を抱えた。
「マジかよ、なんでこんな時に…」
「…こんな時だからだよ。
きっと2人の危機に、潜在意識が働かずにはいられなかったんじゃないかな」