もうこれ以上、許さない
確かに俺は、仕返しされても当然なくらい月奈を苦しめてきた。
だけど…
「月奈はそんな女じゃないし。
たとえ付き合えなくても、俺は一生月奈が好きだし。
月奈以外はありえないから」
「っ、どうしてあの子なのっ?
私の方が、何倍も風人を愛してるのにっ。
私だって、風人以外ありえないのに!
婚約解消されたら、もう生きていけないよっ…
やけくそになって、何するかわかんないよっ!?」
「…あのさ芽衣。
俺ら嘘の関係でも、4年以上も一緒にいたわけだからさ…
色々支えてもらったし、楽しい思い出もあったよな?
なのにそれまで、嫌な思い出にさせる気?」
泣きわめいてた芽衣を、なだめるように問いかけた。
本音を言えば、月奈を苦しめた芽衣を許せない。
しかも芽衣の嘘で、俺たちは2度も離れたわけだし。
俺は月奈と別れてもないのに…
記憶がない隙に、他の男に寝取られてる状況になってたわけで。
クリーニング屋で抱き合ってる2人を見た時ですら…
嫌でもセフレの頃を連想させられて、心がのたうち回ってたのに。
今となれば、自分の女を…
これからはずっと、俺だけのもんだったはずの女を…
他の男が抱いてたかと思うと、頭までおかしくなりそうだったし。
ますます自分や芽衣が許せなかった。
だけど…
「月奈はそんな女じゃないし。
たとえ付き合えなくても、俺は一生月奈が好きだし。
月奈以外はありえないから」
「っ、どうしてあの子なのっ?
私の方が、何倍も風人を愛してるのにっ。
私だって、風人以外ありえないのに!
婚約解消されたら、もう生きていけないよっ…
やけくそになって、何するかわかんないよっ!?」
「…あのさ芽衣。
俺ら嘘の関係でも、4年以上も一緒にいたわけだからさ…
色々支えてもらったし、楽しい思い出もあったよな?
なのにそれまで、嫌な思い出にさせる気?」
泣きわめいてた芽衣を、なだめるように問いかけた。
本音を言えば、月奈を苦しめた芽衣を許せない。
しかも芽衣の嘘で、俺たちは2度も離れたわけだし。
俺は月奈と別れてもないのに…
記憶がない隙に、他の男に寝取られてる状況になってたわけで。
クリーニング屋で抱き合ってる2人を見た時ですら…
嫌でもセフレの頃を連想させられて、心がのたうち回ってたのに。
今となれば、自分の女を…
これからはずっと、俺だけのもんだったはずの女を…
他の男が抱いてたかと思うと、頭までおかしくなりそうだったし。
ますます自分や芽衣が許せなかった。