もうこれ以上、許さない
とはいえ…
「芽衣の気持ち、わかんなくはないよ。
俺だって、(月奈に対して)似たようなもんだから。
けど、本っ当に好きならさっ?
自分の気持ちより相手の気持ちを、優先出来るんじゃないかなぁ」
そう言って、芽衣の頭をポンポンすると…
その顔がグシャリと歪んで、いっそう涙をあふれさせた。
でもその涙は今度こそ、わかってくれた涙だと信じて…
「…さよなら、芽衣」
俺はようやく、終わりの言葉を口にした。
そうして。
やっと自由になれた俺は、さっそく月奈に連絡しようとして…
少しためらう。
今までの事を謝って全部説明したあと、もう1度告ろうと思ってたけど…
芽衣に言った事は、自分にも言える事で。
自分の気持ちを優先して、またしつこく迫ったら…
また月奈に辛い思いをさせんじゃないかって。
そう、さんざん嘘ついてきた芽衣の話なんか当てになんないけど…
色々調べる芽衣だから、さっきの月奈の情報はほんとかもしれないし。
あのセフレ野郎も彼氏のフリしたって言ってたから、親が公認ってのも嘘じゃないだろうし。
あいつと結婚するって言った月奈の話とも噛み合ってるから…
月奈が好きなのは、やっぱりあいつで。
ー「誉は法人契約してるとこがあるじゃん」ー
そう言ってた事から、あいつが経営者なのもたぶんほんとで。
「芽衣の気持ち、わかんなくはないよ。
俺だって、(月奈に対して)似たようなもんだから。
けど、本っ当に好きならさっ?
自分の気持ちより相手の気持ちを、優先出来るんじゃないかなぁ」
そう言って、芽衣の頭をポンポンすると…
その顔がグシャリと歪んで、いっそう涙をあふれさせた。
でもその涙は今度こそ、わかってくれた涙だと信じて…
「…さよなら、芽衣」
俺はようやく、終わりの言葉を口にした。
そうして。
やっと自由になれた俺は、さっそく月奈に連絡しようとして…
少しためらう。
今までの事を謝って全部説明したあと、もう1度告ろうと思ってたけど…
芽衣に言った事は、自分にも言える事で。
自分の気持ちを優先して、またしつこく迫ったら…
また月奈に辛い思いをさせんじゃないかって。
そう、さんざん嘘ついてきた芽衣の話なんか当てになんないけど…
色々調べる芽衣だから、さっきの月奈の情報はほんとかもしれないし。
あのセフレ野郎も彼氏のフリしたって言ってたから、親が公認ってのも嘘じゃないだろうし。
あいつと結婚するって言った月奈の話とも噛み合ってるから…
月奈が好きなのは、やっぱりあいつで。
ー「誉は法人契約してるとこがあるじゃん」ー
そう言ってた事から、あいつが経営者なのもたぶんほんとで。